りんご 1月~3月 剪定作業(せんてい) 1月の雪の積もる中から選定作業は始まります。樹形を整えりんごに陽が良く当たり作業がしやすいよう枝を切り詰めます。 ・・・ 4月下旬〜5月上旬 開花~受粉 りんごの花は白くとてもきれいです。花が咲いたら、受粉しなければ、実ができません。その受粉も、他の品種の花粉をつけてあげると良いりんごができます。当園では、蜂と人の手の半々で行っており、筒花蜂を飼育しております。 ・・・ 5月中旬 摘果作業(てっかさぎょう) りんごは、一株に対し5〜6くらいの花が咲きます。しかし、これらすべての花が実(りんご)になると、栄養を行きわたらせるため、中心果と呼ばれる真ん中の実を残し、周囲にある実を落とす作業を摘果と呼びます。 このようにして、一つひとつのりんごに栄養が行き渡り、大きく、おいしいりんごができるわけです。 ・・・ 8月下旬~11月 葉摘み・収穫 りんごに太陽の光を当て、着色を行います。りんごに光を当てるため、りんご周辺の葉をとり(葉摘み)、りんご全体にムラなく光をあてるため、りんごを回転させる玉まわしを行います。 こうして実ったりんごは品種ごとに収穫を行います。 早生種の「シナノリップ」「つがる」の収穫は8月の下旬、中生種の「シナノドルチェ」「シナノスイート」「秋映(あきばえ)」の収穫は10月上旬、そして晩生種の「サンふじ」「名月」「王林」の収穫が11月からといった流れで、それぞれ行われます。これらの作業もすべて手作業で一つひとつキズがつかないよう、丁寧に行っていきます。 収穫時期早見表 一年のスケジュールはあくまで目安となります。気候や天候により変更となる場合もございます。 ぶどう 3月 剪定作業(せんてい) 1年のスタート 樹の養分のバランスを考え切り詰めていきます。 管理のしやすい短梢剪定を取入れ、品質向上と作業の効率化を図っています。 ・・・ 5月上旬 芽吹き~発芽 伸び始めた枝を絡まないようにテープで棚面に留めていきます。 余計な枝を切除したりして、満遍なく日が当たるようにします。 すでに小さなぶどうの房が着いています。 ・・・ 6月上旬 開花~房切り作業 ぶどうの花を見たことがありますか? 小さな房のぶどう一粒一粒によく見ないと分からない程の可愛らしい花が咲きます。 ほんのり甘い香りに蜂も寄ってきます。 この頃に10cm程になっている房を3cmくらいに切り詰める「房切り作業」を行ないます。 これにより充実じた房の元を作ります。 ・・・ 6月上旬 摘粒(てきりゅう)作業 3cmに切り詰めた房が7cm程まで成長した頃、不要な粒を抜く摘粒(てきりゅう)作業で形を整えます。 粒を半分ほどまで減らし更に充実した房をつくります。 この作業が一番、時間がかかりとても神経を使います。 収穫時の形を想像して、ミニチュアのぶどうを完成させていくのを4千~5千房作業します。 ・・・ 7月 袋かけ・笠かけ 摘粒作業終了後に房を病気や日差しから守るため、早めに袋かけ傘かけをし収穫を待ちます。 ・・・ 10月 収穫・出荷 シャインマスカットは黄緑色程度に黄色みが差してきて糖度があがった物から収穫します。 当園地は標高が600mと高地にあるため収穫期は遅いのですが、できるだけ遅くまで樹に成らせる事で熟成を図ります。